2015年10月08日

阪神、金本氏との監督就任交渉すべて終了…17日までに決断

阪神とOBの金本知憲氏(47)との監督就任交渉がすべて終了したことが14日、分かった。また12日まで3度に及んだ交渉の真相がこの日判明。1、2度目の交渉では就任要請はあったものの、会談の中身は意見交換に終始し、CS終了後の3度目に本格交渉を行っていた事実を金本氏、球団双方が認めた。同氏は今週17日を球団への返答期限に決めており、阪神の命運を左右する週末を迎える。

 阪神は計3度の監督就任要請で誠意を尽くしたようだ。球団関係者によると、金本氏との直接交渉は12日に都内で行われた3度目で終了し、あとは“恋人”からの正式な返答を待つのみだという。

 坂井オーナーから交渉役を一任された南球団社長は「一切、ノーコメント」の姿勢を貫いており、これまで交渉の中身は伺い知れなかったが、この日そのプロセスが一部明らかになった。初回要請は今月1日、2度目は1週間後の8日、ともに兵庫県内のホテルで極秘裏に行われたが、計7時間に及んだ2度の会談中、実務交渉は一切交わされなかったことが球団幹部の証言で判明した。

 誠意ある要請の場であったことは確かだが、膝を突き合わせて論じられたのは就任を前提とした組閣人事でも編成面でもなく、「金本氏の野球観やチーム改革案」(同幹部)だった。その間、公式戦を戦うチームに配慮し、球団−同氏の双方が本格的な交渉に臨んだのは、東京ドームでCS敗退が決まった12日の夜。阪神の全日程終了を待ち、3度目の交渉にして初めて両者が「土俵」に上がったという。

 この日、兵庫県内で交渉の真相を問われた金本氏は「詳しいことは言えないけれど」と前置きしたうえで、「最初の2回はお互いの意見交換みたいなものだった」と認めた。条件面など突っ込んだ交渉は12日の1度きりで、組閣や補強など編成面は受諾を前提にした折衝となるため、いまだ返答を保留している同氏が口を挟めるような類いのものでない。当然の理ではあるが、ファイナルアンサーを前に「候補者」が無責任に人事面を語れるわけもなく、すべては金本氏の返答次第で新体制が具現化していくことになる。

 電鉄本社−球団、全社を挙げたラブコールは終わった。金本氏は前日13日、デイリースポーツの取材に「あまり返事を長引かせるのは良くない。今週末にははっきりさせようと思う」と語り、返答期限を今週末の17日に設定。4日以内に決断することを明かした。夢を託す金本新政権の誕生はなるのか…。猛虎の未来を左右する運命の週末を迎える。


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2015年09月21日

内川の転機とは…横浜在籍時代に体験したソフトバンクの強さ

 ソフトバンクが9月17日にリーグ連覇を達成した。最後の守りで涙を流した内川の姿が印象的だった。今季から主将を任され、初めて4番も任された。工藤監督からは「おまえのチーム」と言われた。その重責を果たし、自然とあふれ出るものをこらえきれなかった。


 「4番として打たなきゃいけない。主将として勝たないといけない。それが大変だった」

 内川にとって「転機」となった相手こそが、ソフトバンクだった。今から5年前。横浜(現DeNA)に在籍した10年に交流戦で対戦し、横浜スタジアムから引き揚げる際、まるでカルチャーショックを受けたような表情を浮かべていた。

 「パ・リーグはどんどん強くなっている。投手は凄い球を投げるし、打者もスイングが凄い。パワーもある。右打者が逆方向の右中間に軽々と放り込むんですから」。当時、パは日本ハムにはダルビッシュ(現レンジャーズ)、楽天には岩隈(現マリナーズ)と田中(現ヤンキース)、ソフトバンクには和田(現カブス)や杉内(現巨人)らが在籍していた。そのエース級の投手たちと対戦する打者も育てられた。

 内川は08年に右打者最高打率・378をマークしていた。そんなセを代表する打者が、パとセのレベルの差を痛感したのだから驚きだった。その目は輝いてもいた。同年オフ、ソフトバンクにFA移籍した。大分県出身。移籍した理由は地元・九州の球団というだけではない。強い球団で優勝を経験してみたい。さらに、交流戦で強さを見せつけられたパで野球がしてみたかったのだ。ダルビッシュや田中がレベルの高いメジャーに移籍したのと同じである。「井の中の蛙」でいたら、ここまでのレベルアップはできなかっただろう。

 今季の交流戦でも、パはセに61勝44敗3分けで大きく勝ち越した。今季は18試合制。24試合制だった10、11、13年にはパはいずれも20以上も勝ち越している。リーグ戦再開後、セは交流戦の影響が色濃く出てしまった。突出したチームがないことも重なり、史上初めて全チーム貯金なし、さらに全チームオール借金の事態に陥った。そして現在の大混戦に至る。

 「パ・リーグはパワーが違う。うちが言うんだから間違いない」。3勝14敗1分けで、交流戦史上最低勝率(・176)を記録したDeNAの中畑監督は、パとセの力の差を素直に認める。くしくも、DeNAの前身である横浜に在籍していたのが、内川だった。その男がパの最強軍団を引っ張っている。
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2015年09月20日

ひちょり、笑顔の引退会見 泣きパフォも「目薬、忘れました」

 今季限りで現役を引退する西武の森本稀哲外野手(34)が21日、埼玉・所沢市内の球団事務所で会見を行った。


 日本ハム、横浜(DeNA)、西武での17年に及ぶプロ野球人生に別れを告げ、「病気で髪が抜けてしまう苦しい少年時代だったけど、野球を始めてホームランを打ったりすると、周りが認めてくれた。野球は平等なスポーツ。自分に自信をつけさせてくれた。人生で、最も大切なもの」と語った。

 日本ハム時代の2006年には日本一、07年にはパ・リーグ連覇に貢献。師匠の新庄氏(元日本ハム)譲りのパフォーマンスでもファンから愛された人気者は「絵的には涙を流した方がいいと思って、目薬を持ってこようと思ったけど、忘れました」と笑顔で話した。
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